*こちらはネイタル太陽と冥王星のハードアスペクトを持っている方向けの記事です。
私の実体験として太陽と冥王星のアスペクト持ちは【人生の方向性や宿命の目的】があると思っています。(私は太陽と冥王星のオポジション(180度)持ちの牡牛座男性です)
私自身が人生の中でそれを散々経験させられており、全く縁の無かった世界へ引き摺り込まされましたからです。(産まれる前に望んでいたかもしれませんが)
太陽と冥王星のハードアスペクト持ちにとって宿命とは
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良く言えば神秘的・運命的・芸術的
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悪く言えば呪術的・悪夢的・宿命的
な出来事として人生のイベントの1つとして訪れることでしょう。
一見すると、このアスペクト持ちの方にとっては不運・悪夢な出来事として現象として発生します。
人智を超えた不思議な力により、ご自身の人生や仕事が潰されたり、軌道修正を迫られることもあるでしょう。
しかし、最終的に救ってくれるのは冥王星でもあります。冥王星に歯向かうのではなく、宿命の方向へ人生の舵を切られることで冥王星が味方をしてくれるはずです。
是非頑張りましょう!
【基本】太陽と冥王星のハードアスペクトとは?
太陽と冥王星のハードアスペクトとは、ホロスコープにおいて太陽と冥王星が特定のアスペクト(角度)を形成している場合です。
まず太陽と冥王星のハードアスペクトがあるかどうかをご自身のホロスコープを作成して確認してください。
そして太陽と冥王星の角度を確認しましょう。
例えばこの方は太陽と冥王星がスクエア(90度)になっています。
この方は太陽と冥王星のスクエア持ちです。
この方は180度ですから、ハードアスペクトのオポジション持ちです。
では、他にはどんなアスペクトを持っていればハードアスペクトに該当するのか説明します。
太陽と冥王星のハードアスペクト
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太陽と冥王星のコンジャンクション(オーブを入れると0度〜7度くらいまで)
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太陽と冥王星のスクエア(オーブを入れると82度〜90度〜98度くらいまで)
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太陽と冥王星のオポジション(オーブを入れると180度〜172度くらいまで)
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太陽と冥王星のノヴァイル(オーブを入れて39.00度〜41.00度まで)
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太陽と冥王星のセプタイル(オーブを入れて50.428度〜52.428度まで)
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太陽と冥王星のクインデチレ(164.00度〜165度〜165.59度まで)
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太陽と冥王星のセスキーコードレイト(133.00度〜135度〜136.59度まで)
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太陽と冥王星のクインカスク(148.00度〜150度〜151.59度まで)
上記のアスペクトを持っていれば「ハードアスペクト持ち」といえます。
冥王星の場合はオポジションやスクエア、コンジャンクションなどのメジャーアスペクトはオーブを広めにとったほうが良いです。(オーブとは誤差のこと)
オーブ7の人でも十分冥王星の影響が出ているケースがあります。
ノヴァイルとセプタイル、クインデチレのアスペクトはマイナーアスペクトです。
こちらはオーブ1で厳しく見ます。(鑑定される方によってオーブの取り方は様々です)
セスキーコードレイト、クインカスクについてはオーブを広めにとります。
太陽と冥王星のソフトアスペクト
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太陽と冥王星のセクスタイル(55.00度〜60度〜65.00度まで)
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太陽と冥王星のトライン(115.00度〜120度〜125.00度まで)
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太陽と冥王星のクインタイル(71.00度〜72度〜73.00度まで)
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太陽と冥王星のバイクインタイル(143.00度〜144度〜145.00度まで)
こちらはソフトアスペクトです。
ソフトアスペクトはハードアスペクトよりも調和した形での影響として現実世界で発現しやすい傾向です。
簡単に言うと「冥王星の影響は出るもののハードアスペクトよりは波風が少なく影響が出やすい」といえば的確だといえます。
しかし、それでも星回りの影響など人生の中でも冥王星の影響は強く出ます。
太陽と冥王星のハードアスペクトの意味。どんな人生になりやすいのか?
結論をいえば【ハードな人生になる】です。
太陽に対して究極の星、徹底を意味する冥王星がアスペクトを取っているので人生が究極的なもの・徹底したものになります。
簡単に見れば、
- 太陽 = ご自身、人生や仕事、父親、女性なら夫、年長者
- 冥王星 = 破壊と再生、徹底、変容、強制的な変化
ですので、太陽が影響を受ければ多大であることは間違い無いでしょう。
その中でも重要なこと、現実として発現しやすいことは…
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人生に宿命がある、人生の方向性が生まれる時から決まっている傾向
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父親との関係性に問題が出る傾向
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人生で大きな試練や出来事を経験しやすい
このアスペクトをお持ちなら①は該当されはず。
②③は現実に起こる方が多いと予想しますが、全てに該当するかは別です。
①人生に宿命がある、人生の方向性が生まれる時から決まっている傾向
このハードアスペクトがあると人生で宿命の方向性が決まっている傾向です。
太陽と冥王星ですので、仕事や人生の部分において宿命の方向性があります。
その宿命を逸れた生き方をしていると、冥王星が宿命以外の物を消し去るという方法で人生を宿命方向へと軌道修正をしようとします。
2ハウスの冥王星なら収入、4ハウスなら家族、7ハウスなら結婚相手や取引先、10ハウスなら社会的立場や肩書きなどが破壊される可能性があります。
私自身は2ハウスであり、収入が破壊されてきた経験があります。
②父親との関係性に問題が出る傾向
太陽と冥王星のハードアスペクト持ちは父子関係において問題が出る傾向です。
幼少期に両親が離婚、父親が蒸発、単身赴任で自宅に不在、父親が社長として働いていたため家庭を顧みなかったなどの例が見られます。
https://note.com/oushiza_no_ore/n/nafdc42bd9545
③人生で大きな試練や出来事を経験しやすい
太陽と冥王星のハードアスペクトは先程①で述べたように宿命があります。
ただ宿命を逸れた生き方をしていると、冥王星が「現状を破壊」することによって宿命の道へ行かざるを得ないようにします。
これが冥王星の意味である「破壊と再生」だといえます。
そのためこの「破壊と再生」の影響を受けると、人生の中で挫折やなど波乱万丈を経験する人が多い。
冥王星は宿命を逸れた場合の破壊が容赦ないため、一般の人が耐えられないような破壊を経験します。(特に1984年〜95年生まれの冥王星蠍座世代はルーラーになります)
さらに、太陽に対して冥王星という究極のエネルギーが注がれていますので、トランジット(星まわり)のタイミングなどによって外界から影響を強く受けます。
特に太陽と冥王星のハードは、トランジット火星のタイミングで暴力事件や暴行事件に巻き込まれることもありますので、火星が強い方はその星座とハウスにおいて火星の力を使っておくことが重要です。
(*特に太陽と火星のハードを持っている人は20代~30代くらいに男性からパワハラに合うこともあります)
例:太陽と冥王星のアスペクト持ちの事例
私の友人の例です。
太陽と冥王星のハードアスペクトの実例として御自身と関連性があるか参考にして下さい。
太陽と冥王星のアスペクト例①:90度のスクエアの20代女性
父親が幼少期に蒸発をする。
その後は母子家庭となり母と二人暮らしになる。
太陽と冥王星のアスペクト例②:135度のセスキーコードレイトの30代女性
父親がエリートサラリーマンの家庭。
父親とは仲が良いが、幼少期から思春期まで父親との関係性は希薄。父親が単身赴任で関係性がやや薄い傾向。
太陽と冥王星のアスペクト例①:72度のクインタイルの30代女性
父親が事業を営んでいたが、途中で事業が破綻。
父親との不仲状態で現在も嫌悪感がある。父親は話してみると良い人。
太陽と冥王星のハードアスペクト持ちはどのように人生を歩むべきか
【自分の宿命の人生を歩み出すこと】です。これしかありません。
太陽と冥王星のハードアスペクトを持っている場合、自分の人生の宿命の方向性へと向かうことが必要です。そうでない場合、冥王星による再生と破壊の影響を受けて自然と再出発する事態になるでしょう。
太陽と冥王星のアスペクトがあるなら、
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「これ、もしかして俺の宿命かもしれない..」
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「私の人生って..これをするために生まれてきたのかもしれない」
とあなたの魂に訴えかけるような出来事が宿命に繋がるわけです。
そして、その宿命の人生や方向性を太陽のあるハウスの事柄に重ね合わせてみた時に、宿命とホロスコープの間に類似性を垣間見ることができれば、宿命の人生や方向性であると推察できるのです。
或いはホロスコープがヒントになり、それまでの自分の境遇や人生について「納得」できる機会になるはずです。(私自身がそうだったので)
また太陽と冥王星のハードアスペクトの方はそれぞれ人生の方向性が違います。
お仕事で色濃く人生方向が出ている方や対人関係で人生方向が出ている方がいます。
どちらも共通する点は宿命の人生方向があり、そちらを歩むことの重要性です。このアスペクトを持っている人は「自分の宿命の人生を生きること」を最重要にされると良いです。
このアスペクトを持った方はそれを望んでいるはずです。その時、初めて冥王星も人生を後押しすることでしょう。
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